株式会社CAMPFIRE(OKIMOCHI)

株式会社CAMPFIREが提供する「OKIMOCHI」は、Slack上の発言にスタンプを押すだけで、少額のビットコインをプレゼントできるピアボーナスツールです。ここではOKIMOCHIについて、特徴や導入事例、費用などをまとめて解説します。

OKIMOCHIの特徴

感謝の気持ちとお礼を気軽に送り合えるツール

ブロックチェーンエンジニアであり、「ビットコインの天才」とも呼ばれる宮本ジョー氏が開発したOKIMOCHIは、Slack上のコミュニケーションに少額のビットコイン送付機能をプラスされた、感謝とお礼を同時に送れる新しいプラットフォームです。

元々は株式会社CAMPFIREの社内向けアプリケーションとして開発され、Slack上で誰かの発言に「いいね」のようなスタンプを送ると同時に、あらかじめプールしてあるビットコインから少額を送付することができます。また、日本語だけでなく英語にも対応しているため、海外の人とのコミュニケーションを深める上でも役立ちます。

なお、一度に送れるビットコインの額はbotの設定によって可能です。

ビットコインへ慣れ親しむきっかけ

OKIMOCHIは新しいコミュニケーションツールであると同時に、これまでビットコインや仮想通貨に触れたことがない人でも、気軽にビットコインをやり取りできる投げ銭サービスです。

ビットコインを始めとして、今後はますますオンラインの仮想通貨の価値が高まっていくと予想されていますが、OKIMOCHIはビットコインや仮想通貨の入門ツールとしても魅力的なものといえるでしょう。

なお、OKIMOCHIを通じて送られたビットコインは、きちんとお金として活用することができるので、仮想通貨やビットコインについて日常的に学びながらお金も得られるという、一石二鳥のツールでもあります。

カスタマイズ可能なスタンプ機能と発展性

TwitterやFacebookのようなSNSで使われる「いいね」のように、OKIMOCHIではスタンプと少額のビットコインを連携させて、Slack上でのコミュニケーションに反映することが可能です。また、スタンプは自分でカスタマイズすることが可能で、特定のコマンドを任意に設定することもできます。

そのため、単なる定型文や固定化されたスタンプを送り合うのでなく、あくまでも本人が相手に伝えたい表現方法を通して、気持ちやお礼を伝え合えることがOKIMOCHIのポイントです。

また、OKIMOCHIのソースコード自体もOSS(オープン・ソース・ソフトウェア)として公開されているため、誰でも気軽にOKIMOCHIを導入しやすい点も大きな特徴といえるでしょう。

その他、開発者である宮本ジョー氏はOKIMOCHIとビットコインのさらなる連携も研究しており、今後の発展性を期待できるサービスとしても注目されています。

OKIMOCHIのシステム

サポート体制

OKIMOCHIではヘルプコマンドが用意されており、使い方の詳細についてユーザーが任意に確認することが可能です。また、OKIMOCHIを開発・提供している株式会社CAMPFIREでは、各種プラットフォームを活用したクラウドファンディング事業や、OKIMOCHIのような付帯事業などを企画・開発・運営しており、企業から団体、個人まで幅広いユーザーの相談やサポートにも対応しています。

なお、OKIMOCHIはGitHub上にある無料公開のオープンソースとして、誰でも気軽に利用できるものの、システムは利用者の善意によって成立しており、複数の利用者が結託すればメインウォレットに蓄積されたビットコインを盗むことも可能です。

具体的には、2名以上のユーザーが意図的にスタンプを贈り合えば、その回数に応じてビットコインを引き出せるため、OKIMOCHIの適正な活用には何よりもメンバー間の信頼関係が欠かせません。そのため、必ずウォレット内には必要最小限の額のみをプールし、信頼できる仲間同士でしか活用しないことがOKIMOCHIの注意事項として掲げられています。

そのほか、具体的なアプリケーションの導入方法や手順については、GitHubの専用ページに詳細が掲載されています。

付随機能

メインウォレットでビットコインをプール

OKIMOCHIではまずシステムの運用に必要な原資として、ビットコインをプールするためのメインウォレットを構築することが可能です。なお、構築する場所としては既存のSlackが指定されており、置かれているメインウォレットに対してはユーザーの誰であってもビットコインを入金することができます。

そのため、単一企業の福利厚生として利用するような方法から、複数の「明確に信頼できるチーム」が共同体として、OKIMOCHIを活用していけるチャンスが広がることも特徴です。

貯まったビットコインを外部のウォレットへ送付

コミュニケーションを通じて受け取ったビットコインが一定以上に蓄積されれば、外部に置いてあるビットコインウォレットへ自分のビットコインを移行させることができます。

当然ながら自分のビットコインウォレットへ蓄積しているビットコインについては、それぞれのユーザーが自由に活用法を検討することが可能です。

英語と日本語の切り替え

OKIMOCHIを組み込む際、環境変数として「MESSAGE_LANG」を調節して、日本語と英語を選択することができます。日本語の場合は「ja」、英語の場合は「en」を選択してください。

チャットツールとの連携

OKIMOCHIはそもそもSlack上で稼働するピアボーナスツールであり、連携可能なチャットツールはSlackのみとなっています。

OKIMOCHIの導入費用

  • 無料(GitHub上に公開)

※原資としてビットコインが必要。

OKIMOCHIの導入事例

コミュニケーション量が増加

OKIMOCHIはそもそも、株式会社CAMPFIREの社内向けコミュニケーションツールとして開発されたという経緯があります。そのため、CAMPFIREではまず試験運用として、従業員40名を対象に、ビットコイン原資6万円分でOKIMOCHIをスタートさせました。

するとその結果、わずか18日間でトランザクションが200件も発生し、また従業員のビットコインへの興味や意識が高まったということです。

気持ちをスムーズに伝えられる

例えば、何か特別なプロジェクトを成功させた従業員に対して、「おめでとう」や「お疲れ様」を伝えると同時にビットコインを送ったり、むしろ日常的に色々な働きを見せている人に「いつもありがとう」という気持ちを込めて、ビットコインを送ることが可能です。

そのため、普段は照れ臭くて言いにくい感謝の気持ちを伝えやすくする環境を整えられます。

OKIMOCHIの運営会社情報

  • 株式会社CAMPFIRE
  • 東京都渋谷区渋谷2丁目22-3渋谷東口ビル 5F
  • 2011年01月14日
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