チームワークの向上
Googleがピアボーナスをチームの心理的安全性を保つために利用している例を筆頭に、ピアボーナスはチームワーク醸成に効果的です。いくつか事例をご紹介します。
チームワーク向上を目的としたピアボーナスの導入事例
サステナジー
太陽光発電をはじめとするエネルギー事業に取り組むサステナジーでは、Slackなどのチャットツールを駆使し、チームメンバー内でコミュニケーションを図る努力をしていました。
しかしそれだけでは互いの仕事を理解するという点には及びませんでした。
ピアボーナスを導入することで、評価の隙間にある人間関係を可視化できるようになり、裏方的な貢献にも目が及ぶようになりました。
チーム、そして会社全体での一体感が生まれています。
参照元:Unipos(https://blog.unipos.me/2019/09/02/sustainergy)
エバー
美容医療クリニックを中心とした医療法人であるエバーでは、これまで従業員のコミュニケーションはLINEが主流でした。
しかし業務との線引きが難しいほか、プライバシーを晒しているような気分にもなり、健全なコミュニケーションとは言い難いものがありました。
ピアボーナスを導入したことで、互いの状況が細かく可視化できるようになりました。
ポジティブに「あの人がやっているから私もやらないと」という空気が醸成されています。
参照元:Talknote(https://talknote.com/case/index.php?num=088)
新日本住設EAST
東日本を中心に、ソーラーパネルなどの太陽光発電機の導入をサポートしている新日本住設EASTでは、全国に支店を抱えています。
しかし、場所はもちろん年齢もバラバラな社員同士が、コミュニケーションを図るのは難しい状態がありました。
ピアボーナスを導入したことで、オンラインで情報交換、そしてコミュニケーションを取ることができるようになり、会社全体の一体感が生まれました。
これにより支店間の移動もスムーズになったという効果があります。
参照元:TUNAG(https://tunag.jp/ja/contents/case-study/576/)
某宿泊者向けクラウドサービス提供企業
宿泊者向けのクラウドサービスを提供するとある企業では、ユーザーサポートを対応するコールセンター業務従事者を中心にピアボーナスを活用しています。
コールセンターはお客様のフロントとなるため、質問や要望に合わせてクレームを受けるケースが多々あります。
これらはストレスを受けやすく精神的にも疲弊してしまいます。
しかし近くで対応を聞いていた別な人が、クレーム対応者にピアボーナスを付与することで、チームの一体感が生まれることを期待しています。
参照元:OKWAVE GRATICA(https://thanks-economy.com/gratica/cases/case_001.html)
チームワーク向上を目指すには
チームという単位はプロジェクトに限らず、支店や会社全体などさまざま。
対象範囲が異なればチームワーク醸成の施策を行うことが難しいように感じますが、ピアボーナスはそのような制約を気にせず実施できる点が大きなメリットです。
チームワークに悩みを抱えている場合、社員同士のコミュニケーションの質を改善することで解決するかもしれませんよ。