日本初のネイティブ広告プラットフォームを始め、様々なメディアツールを提供するログリー株式会社では、急成長を支える基盤づくりとしてピアボーナスシステム「スマイルログ」を導入しています。スマイルログの導入事例や効果についてまとめました。
ログリーではかねてより、社員同士のコミュニケーションを促進させて、お互いの理解を深め合いながら企業としての総合力を高めていくために、普段から感謝の気持ちを手書きのメッセージカードで伝え合う「ありがとうプロジェクト」が実施されていました。そこで、ログリーではさらに「ありがとうプロジェクト」を発展させて、全社員が気軽に感謝を伝えられるようにしたいと考え、ピアボーナスシステム「スマイルログ」の導入を決定したそうです。
2006年に設立されたログリーは、それまでの開発成果や企業努力が功を奏し、2015年頃から社員が急増して2018年には東京証券取引所マザーズ市場へ新規上場を果たしました。しかし数年で会社として一気に成長した結果、社員同士のコミュニケーション不足が深刻化し、例えば「相手の名前は知っているけれど顔が浮かばない」といった問題が散見されるようになりました。そのため、スマイルログの導入によって社員同士のコミュニケーションを活性化させて、社員同士の連携力を強化することで、将来的なリスクを軽減させようと考えたことも目的の1つです。
ログリーの「スマイルログ」では、1週間ごとに全社員へ新しく400ポイントが支給され、社員はそのポイントを自由に他の社員へ贈ることができます。また、スマイルログは完全に会社から支給されているポイントであり、さらに自分へ支給された400ポイントを使わず残していても1週間で消滅してしまうため、社員にとっては使わなければもったいないという点も重要です。
スマイルログの特徴として、ピアボーナスシステムとメッセージプラットフォーム「Slack」を連携させていることが挙げられます。これにより、ログリーでは特定の相手へのメッセージに添えてポイントを贈れるだけでなく、誰かが投稿したメッセージに対して、他の社員が第三者として「拍手」と共にポイントを贈ることも可能です。自分が直接に誰かへ感謝したい時でなくても、他の人同士の交流に感動したり、ちょっといいなと思ったりした時に使える「拍手機能」はピアボーナスシステムと相性が良く、がんばる人をみんなで応援するといった使われ方もされているそうです。
企業として人材が増えて、仕事の幅が広がったことは喜ばしいものの、コミュニケーションの穴が目立ってしまえば、結局は社員同士の連携が上手く機能せずトラブルのリスクばかりが高まってしまいます。しかし、スマイルログのように個人間でメッセージとポイントを贈り合うことはもちろん、拍手機能によって他のメンバーの存在や行動に意識を向けられれば、どこに誰がいるのかと改めて存在を認識できるようになり、自然と社員間のコミュニケーションの基盤が整っていくでしょう。
何かをして上げた相手から「ありがとう」を伝えられるだけでなく、他の人からも「おつかれさま」や「おめでとう」という評価を伝えられることで、自分の努力や成果が本当に会社の中で価値を持っているんだと実感しやすくなります。また、自己肯定感を高められた人間は、一層に意欲を持って成長していき、さらに成果を生むという好循環を作り上げてくれるので、組織力の育成が課題となっている会社にとって、スマイルログの導入事例はとても参考になる内容です。
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