高級旅館や高級ホテルなどの宿泊予約サービス「Relux」を提供している株式会社Loco Partnersが導入した、ピアボーナスシステム「Locotip」について、導入目的や特徴、実際に得られた効果などをまとめて紹介しています。
高級ホテルや高級旅館の予約サービスである「Relux」を提供しているLoco Partnersでは、サービスの質やシステムの精度だけでなく、実際に旅行を楽しむ「人」に対する意識や好奇心が重視されていました。そこで、ピアボーナスシステムとして「Locotip」を導入し、まずは社員間の人間関係を活性化させることで、それまで以上に人と人がコミュニケーションを深めながら、周囲の仲間や顧客に対する意識を高めていける環境づくりを行いたいと考えたようです。
がんばっている人へエールを送ったり、何か助けてくれた人へ感謝の気持ちを伝えたりすることを、会社全体で当たり前の行為として定着させて、そのまま「ありがとう」と素直に告げることを習慣化するというのも目的の1つでした。また、人から感謝や応援をきちんと伝えられることで、それぞれの社員が自信や自己肯定感を高め、それまで以上に仕事に対して情熱や意欲を持てるようにするという点も、重要な導入目的であったそうです。
特別なことでなく、むしろ日常の些細なことについて誰かに感謝を伝えたいなと思った時、メッセージとLocotipを一緒に贈ることで、相手へ気持ちを届けると同時にボーナスを渡すことが可能です。また、誰かからチップと「ありがとう」を贈られた相手は、その相手に対して再び「どういたしまして」という言葉とチップを贈ることで、相互でのコミュニケーションが実現します。
それぞれが獲得したLocotipは、「Relux」において使えるクーポンとして利用することができるため、貯めれば貯めるほど旅行する時にお得になるという点が特徴です。
Loco Partnersでは社員同士で色々な企画やイベントが提案されることもあり、そこでもLocotipはちょっとした景品や賞金の代わりとして活躍しています。また、部下や上司といった垣根を越えてチップを活用できるため、それまで立場を考えて参加を遠慮していた人でもイベントに参加しやすくなることはメリットでしょう。
誰かからLocotipを受け取った人は、チップをくれた相手にメッセージやチップを返すだけでなく、今度は自分から率先して他の誰かに「ありがとう」の言葉やチップを贈れるようになったそうです。するとその結果、他者とコミュニケーションを取るということ自体に社員が慣れていき、いつしかピアボーナスに関係なく、日常的な会話や社員同士の交流が活性化するようになりました。また、それによって情報共有が促進され、成果や問題にもいち早く気づけるようになったようです。
Locotipが導入される前は違う部署やチームが何をしているのか知らない社員も多く、自分の仕事にしか意識を向けない視野の狭さが課題となっていました。しかしLocotipを導入することで、他人への関心が高まり、誰がどんな仕事をして感謝されたり認められたりしているか改めて知れるチャンスが増えたようです。すると、別々のチームや部署との間でも仕事の進捗を共有できるようになり、プロジェクト全体の流れもスムーズになりました。個人の能力だけに頼るのでなく、連携によるシナジー効果を目指す上で、ピアボーナス導入は良い土台づくりかも知れません。
2021年1月現在、全14サービスあるピアボーナスの中から、無料のトライアル期間があるツールをピックアップ。3つのピアボーナスをトライアル期間の長さと、導入した場合の1か月あたりの料金(50名の場合)で比較しています。