GMO NIIKO株式会社が所属するGMOアドパートナーズグループでは、2019年1月度よりピアボーナスツールを導入しており、社員同士が気軽に送り合える社内通貨として「ADPo」の運用が行われています。
より良い職場環境を構築して、社員が前向きな姿勢で仕事に取り組むには、それぞれの社員のスキルアップだけでなく、個々の社員同士がしっかりと連携して同じ目標を目指せる、チームワークが欠かせません。そこで、GMOアドパートナーズグループではまず、社内のコミュニケーションの活性化を目的として、ピアボーナスシステム「UNIPOS」を導入し、オリジナルの社内通貨として「ADPo(アドポ)」を設定しました。
普段は照れ臭くてなかなか言葉にできなかったり、直接に相手へ伝えられなかったりする感謝の気持ちを、スムーズに伝えられるきっかけとして、ADPoは導入されました。また、さらにGMOアドパートナーズグループでは、何か特別なことをしてもらった時に相手へ感謝するだけでなく、普段から周囲の人をほめたり、成果を認めたりできる環境づくりを進められるよう、ADPoを導入することが決定されたそうです。
コミュニケーションについて社内アンケートを行ったところ、コミュニケーションそのものに対する満足感はすでに高かったものの、社員からピアボーナスシステムを導入して欲しいという声があり、将来的な発展を目指して導入が決定されました。
ADPoでは、基本機能として個人へのメッセージの投稿と、タイムラインにアップされたメッセージに対して共感したり感心したりした時に、SNSの「いいね」のように「拍手」で応えることが可能です。
自分が誰かに送るメッセージに対してポイントを付与できるだけでなく、他の人が投稿したメッセージに対して拍手(2ポイント消費)することで、メッセージ投稿者とメッセージを受け取った人の両方に1ポイントずつを贈ることができます。
ADPoで利用するポイントとしては、毎週月曜日に会社から社員へそれぞれ400ポイントが発行され、その週に発行されたポイントは日曜日に失効されます。
つまり、ポイントそのものは全て会社負担な上、せっかくのポイントを使わなければ一週間で無駄になってしまうため、社員が積極的にポイントを使って交流したり、他人のメッセージや状況に関心を持ったりしやすい仕組みが整えられていることも重要です。
GMO NIKKOではピアボーナスを導入したことで、どのような課題の解決につながっているのか見ていきましょう。
ADPoを導入してからおよそ2ヶ月後に、改めて社内アンケートを行ったところ、何よりもまず「日常的にありがとうと言えるようになった」といった、感謝の気持ちに関する好意的な声が増加していました。
また、身近な人間に対して感謝を伝えやすくなっただけでなく、普段は顔を合わせることのない他部署の社員に対しても、仕事で関係があった時に気持ちを伝えるチャンスが増えたことで、新しい人間関係の構築にも良い影響が与えられたようです。
人と人が感謝や称賛でつながり、それを第三者が見られることで、他の人がどのような仕事をしていたり、どのような成果を上げていたりするのか、確認しやすくなったことも魅力です。
また、周囲の業務の進行具合や内容を把握しやすくなったので、仕事がスムーズになったこともメリットでした。
誰かにほめられてやる気がアップすることはもちろん、他の人がほめられている様子を見ることで、自分も改めてがんばっていこうと考える社員が増え、グループ全体でモチベーションアップにつながったそうです。
2021年1月現在、全14サービスあるピアボーナスの中から、無料のトライアル期間があるツールをピックアップ。3つのピアボーナスをトライアル期間の長さと、導入した場合の1か月あたりの料金(50名の場合)で比較しています。