株式会社DISCO「Will」

様々な仕事に対して、それぞれの従業員が積極的に業務内容や報酬を選んでいける株式会社DISCO。従業員のモチベーションを高めるために、社内通貨としてピアボーナスシステム「Will」を導入しています。

DISCOがピアボーナスを導入する目的

社内通貨「Will」による個人の意思の可視化

「Will」とは、株式会社DISCOが導入している社内通貨。1Willあたり1円という設定がされているようです。

そもそも創業80年以上のDISCOでは、個々の従業員が自分の意思によって業務内容を選んだり、報酬を提示したりすることで、より一層に仕事への意欲と責任感を高める環境が重視されています。そこで、全ての仕事に対して社内通貨「Will」による値付けを行い、従業員はその価格設定を基準とした「社内オークション」へ参加して自らアピールし、落札することで仕事を担当できるといったシステムが構築されています。

仕事の内容と報酬をWillで明示

高度なスキルや知識が求められる仕事には高額な値付けが行われ、短時間で終了するような仕事には相応の値付けが行われています。

そのため、従業員は自分のニーズやライフスタイルを考えながら、仕事や報酬を選ぶことができ、個々の意思を尊重できることも重要です。

また、仕事のヘルプが必要になった場合も、適正なWillを提示することで同僚へ納得感と一緒に仕事を引き継げることもポイントです。

DISCOのピアボーナスの実施内容

社内オークションによる全従業員へのチャンス提供

Willを社内通貨として、仕事や成果物に対するの報酬金額を設定することで、全従業員が参加可能な社内オークションを実施しました。

それにより、個々の仕事に対して意欲的な従業員を厳選しやすくなるだけでなく、他部署の従業員であっても、熱意やスキルがあれば積極的に他部門の仕事へチャレンジできるようになったことが重要です。

従業員間でのWillのやり取り

例えば高度な仕事へ挑戦したものの、納期までに成果物を完成させられなかったり、予定外に早く仕事を切り上げないといけなくなったりした際に、従業員が別の従業員へWillを支払い、仕事を手伝ってもらったり引き継いだりすることができます。

Will残高による賞与への影響

Will残高に応じて、半年ごとの賞与額の1割が決定されることも特徴です。これにより、各従業員はより積極的かつ効率的にWillを獲得できる方法を考えられる上、努力した結果がはっきりと賞与として反映されます。

課題と導入事例

DISCOではピアボーナスを導入したことで、どのような課題の解決につながっているのか見ていきましょう。

個々のスキルアップと各部署の成長

高度な仕事を達成すれば、高額なWillを受け取れるため、まず個々の従業員が積極的にスキルアップを行い、ビジネスパーソンとして成長を加速していきやすい環境が整えられました。また、それぞれの専門部署においても、他部署の従業員に仕事を取られてしまわないよう、それまで以上に専門スキルを向上させ、仕事のクオリティを高められるように、部署のメンバーの団結力とモチベーションを強化できたことも成果です。

単なる労働者でなく会社を支える人材を育成

与えられた仕事をただこなすのでなく、常に仕事の成果と報酬について意識を向けられるようになったことで、従業員の一人ひとりが仕事の収支を考えられるようになりました。そしてその結果、どうすれば仕事を納得して受けてもらえるのか、どのような額であれば依頼側と請負側がWin-Winの関係になれるかといった、経営戦略的な観点を持てるようになり、社外のクライアント企業と交渉する際も、全体のバランスを見極めながら話を進めやすくなった点は重要です。

仕事の失敗リスクの低下

自分が仕事を達成させられないと考えた時でも、Willを提示することで同僚へ仕事を回せるため、無理して仕事を抱え込んだ結果の失敗といったリスクの削減にも効果が期待できます。

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