サイバーエージェント

100社以上のグループを展開し、人気のメディア事業やインターネット広告事業などを手がける株式会社サイバーエージェントでは、独自のピアボーナスシステムを導入しています。サイバーエージェントがピアボーナスを導入した目的や効果についてまとめました。

サイバーエージェントがピアボーナスを導入した目的

社員それぞれの「主役感」の強化

時代の流行や最新情報などを積極的に扱い、時には新しいトレンドやカルチャーを生み出していくサイバーエージェントでは、企業コンセプトとして「21世紀を代表する会社を創る」というテーマを掲げており、そのためには社員一人ひとりが単なる「会社員」としてでなく、自分が時代の先端を走っている「主役」として仕事に取り組むことが重視されています。そしてサイバーエージェントではピアボーナスシステムを導入することで、改めて社員が自分から考えや想いを発信していく能力を養い、個々人が「主役感」を抱きながら仕事を続けられる環境づくりを目指したそうです。

エンゲージメントの向上

有名企業として数多くの就職希望者が集まるようになったサイバーエージェントだからこそ、本心から「サイバーエージェントで働きたい」と思える人材を育て、また守っていくことが大切だと考えています。そこで、社員全員が会社や自分の仕事にやりがいと愛着を持ち、誇りを持って日々を過ごせるよう、個々の仕事に対するプライドや会社に対するエンゲージメントを高められる環境が必要でした。そのため、サイバーエージェントではピアボーナスシステムを導入して、社員が互いにメッセージやポイントを贈り合えるようにすることで、改めて自分や他人が成してきたことを確認し、自己肯定感や相手へのリスペクトを抱ける土台の強化を目標としました。

サイバーエージェントのピアボーナスの実施内容

自分の行動に対するリアルタイムフィードバック

サイバーエージェントの社員にとって、自分が何かをした時、あるいは誰かが何かをしてくれた時、リアルタイムで感謝や応援を伝え合い、人が人を気軽にほめられるシステムが整備されたことが重要です。伝えるべきことを今この瞬間に伝えて、また感じられるという現在進行形のフィードバックシステムが、さらにもらったメッセージに対して気持ちを返すという好循環を生んでいます。

社員が抱える意識のズレを修正

個人的にやりたいことがあっても、事業的に求められておらず、社員と会社の間で意識や目的にズレが生じれば、それはやがて大きなひずみになってしまうかも知れません。しかしピアボーナスシステムによって互いのコミュニケーションを活性化させることで、今の自分が何を求められているのか、何をすれば仲間や会社に貢献して評価されるのかということが確認しやすくなりました。

課題と導入事例

人と人のつながりが上下左右で強化される

上司や先輩と、部下や後輩といった上下の関係は、組織を安定させる上で重要ですが、人と人が互いを尊重し合えなければ会社としての発展性はありません。また、同僚との関係といった横のつながりも、チーム内で相手を信頼しながら働くために必要です。ピアボーナスシステムでは、全員が1人の「人間」として気持ちを発信し、別の「個人」と想いを伝え合えるので、上下左右といった方向性に縛られることなく、人と人のつながりを強めていくことができたようです。

積極的にチャレンジしていくスピリットを養える

上司や先輩から命令された業務をただこなすだけでは、なかなか企業や仕事に対するエンゲージメントは向上しませんが、自分から求められていないことをアピールするには勇気がいります。しかし、ピアボーナスシステムによって普段から、たとえごく些細なことでも誰かを手伝ったり感謝し合ったりすることで、いざという時に自分から「何か手伝えることはありませんか」と聞けるようになり、またそれを受ける側も相手の熱意やチャレンジ精神を尊重できるようになります。

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