広島県に拠点を置くオールハウス株式会社では、会社から個人へ送金できるアプリ「業務用プリン」を活用し、プリンでUniposのピアボーナスを贈り合える仕組みを導入しました。ここではオールハウスにおけるピアボーナスシステム導入事例を紹介します。
広島県でデベロッパーとして事業展開を行っているオールハウスでは、事業規模の拡大に伴って社員の離職率が高まり、新しい人材をヘッドハンティングしては既存社員が退職するという悪循環が問題になっていました。そこで、Uniposのピアボーナスシステムを導入することで社員間の信頼関係を強化し、離職率低下を実現しようと考えたそうです。
総合不動産業を営むデベロッパーでは、数多くの部署やチームがそれぞれ仕事を行うだけでなく、さらに互いの連携力も重要になります。オールハウスではピアボーナスによって、他部署の社員同士がコミュニケーションを取れる環境を整え、普段から部署間やチーム間の連携を大切にできる風土づくりを目指しました。
オールハウスでは、それぞれの社員が他の誰かから何かをしてもらったり、他の誰かを応援したいと思ったりした時に、感謝や称賛のメッセージを少額のピアボーナスと一緒に贈り合えるシステムを導入しました。
メッセージにハッシュタグを添付することで、行動指針やテーマごとにメッセージや成果を確認しやすくしたこともポイントでしょう。これにより、他部署間でも互いの仕事内容やメンバーの成果を把握できるようになり、実は自分の仕事が他の誰かのサポートによって成立していたという事実に改めて気づける人も増えたそうです。
オールハウスでは、法人が個人のスマホへ送金したり、個人がスマホから自分の銀行口座へ入金したりできるアプリ「業務用プリン」を導入し、既存のピアボーナスシステムと連携させることで、ピアボーナスをそのままプリンを通じて送金処理できるという「ピアボーナスのキャッシュレス化」も実践しています。これにより、社員はそれまで以上にピアボーナスを有効利用できるようになりました。
離職率の高さが課題だったオールハウスですが、ピアボーナスシステムによって社員間のコミュニケーションが活発化して、個人間で感謝の気持ちを伝え合ったり、他人の仕事や成果を認め合ったりできる土壌が育成されました。すると、日常的にそれぞれの社員が感謝や意見を発信できるようになっただけでなく、自分の仕事を認めてくれる人が増えたことで、自信ややる気を向上させられる社員も増えたそうです。そして結果的に離職率も大きく低下し、会社全体で仕事に対するモチベーションアップへとつながりました。
不動産業界の営業スタイルでは、個人の売上げノルマを達成することに意識を取られ、社員同士であってもライバルとして牽制し合うこともあります。しかし企業としては、社員同士がギスギスしてしまうことは大きなデメリットです。その点、ピアボーナスで社員間の信頼関係が強まれば、個人でなくチームで動ける幅が広がり、それまで以上の成果を期待できます。
不動産業や建築業に関する様々な仕事を取り扱うデベロッパーだからこそ、異なる部署や支店との連携が重要ですが、ピアボーナスシステム導入のおかげで他部署とのパイプが強化され、さらにスムーズな事業展開が実現できるようになりました。すると事業効率が改善し、導入前と比較して企業の売上げが1億円もアップしたということです。
2021年1月現在、全14サービスあるピアボーナスの中から、無料のトライアル期間があるツールをピックアップ。3つのピアボーナスをトライアル期間の長さと、導入した場合の1か月あたりの料金(50名の場合)で比較しています。