コミュニケーションが足りない

職場のコミュニケーション不足を解決する方法のひとつに、社員同士が評価や感謝の気持ちを送り合う「ピアボーナス」があります。

ここでは、ピアボーナスを導入した企業の事例を見ていきましょう。

ピアボーナスを導入することで、職場のコミュニケーション活性化に寄与します。

次のページでは、実際にピアボーナスを導入する企業の従業員に、ピアボーナスの満足度についてアンケート調査した結果を掲載。現場の声を見ていきましょう。

コミュニケーションの本質は単に同じ時間を共有したり会話をしたりすることではなく、相互理解にもとづいてお互いを尊重し合える関係を構築すること。相手の本心に向き合う努力が大切です。

一方的に喋る、相手の都合を考えないなど独りよがりのコミュニケーションを強要するのでなく、自分の接し方に対して相手がどのように反応し、どのように感じているのか、きちんと確かめることを忘れないようにしてください。

独りよがりのコミュニケーションが許されないように、自分のコミュニケーションが成功していると誤解している場合も危険です。

普段から自分の言動を振り返り、相手からのリアクションがあるか、双方向の関係性が築けているかを確認しましょう。

リモートワークに慣れてくると、画面上にお互いの顔が表示されても特に反応せず、そのまま仕事や会議へ入っていくようになる人もいます。しかしあいさつはコミュニケーションの基礎であり、互いに言葉を交わし合うことで相手の存在を肯定し、自分自身も相手に承認されているという実感を得やすくなります。また何かをしてもらった時に「ありがとう」と伝えることも、上下関係にかかわらず人間関係の基盤。

どんなに急いでいる時、疲れている時でも自分の仕事に付き合ってくれる相手には必ず礼儀を示す社内風土を育てることが大切です。

職場であれリモートであれ、タイミングが合わずなかなか相手と対面できないことは少なくありません。

しかしコミュニケーションの方法は相対して言葉を交わすだけでなく、例えば手紙であったりメールであったり、あるいはピアボーナスに付随するチャット機能など様々なものが考えられ、ちょっとしたメモやコメントで相手に気持ちを伝えられることも。

感謝でも謝罪でも気持ちはすぐに伝えた方がベター。忙しさやタイミングが合わないことを言い訳にせず、どの方法であれば気持ちを伝えられるか様々な方法から適切に選んでいきましょう。

信頼関係は一朝一夕に強化されるものでなく、十分な量のコミュニケーションを長く続けて徐々に生まれていくもの。

新入社員や、違う部署から異動してきた人と、即座に相手と信頼関係を築こうと考えるのでなく、時間をかけて付き合っていくことを心がけてください。