テレワークにおけるデメリットを回避する方法として、ピアボーナスを活用した社内インセンティブ制度の活用に注目が集まっています。テレワークとインセンティブ制度の関係について見てみましょう。
インセンティブは「報酬」や「報奨金」とも訳され、一般的には従業員のモチベーションを向上させ労働意欲を高めるために活用される外部刺激のことを言います。またピアボーナスのような金銭的インセンティブはもちろん、努力や成果に対する表彰制度や従業員同士のサンクスカードなど、インセンティブには様々な種類があり、上手に活用できれば従業員のエンゲージメントを高める効果があります。
テレワークは多くの可能性を秘めている働き方ですが、社内コミュニケーションが希薄化する恐れがあり、会社への帰属意識や従業員同士の信頼関係の強化が必須の課題となっています。
その対策として従業員の労働意欲や満足感を高める、社内インセンティブ制度の導入を検討してみてはいかがでしょう。一つの組織のもと一緒に働いているのだという意識の浸透はテレワークの土台づくりに繋がり、労働へのモチベーションも上がります。
社内インセンティブ制度として、頑張った人へ追加の金銭的報酬を与えたり、成果や実績に応じてMVP表彰を行ったりと、多角的なアプローチ方法が考えられます。
社内インセンティブ制度において重要なポイントは、「どのような内容であれば従業員の気持ちを高められるか」。自社の従業員の特性やニーズを把握した上で適切なインセンティブを構築することが欠かせません。
内容を吟味せずに「とりあえず」インセンティブ制度を導入してしまうと、働く人は追加報酬を得ることにばかり意識を向け、本来の業務をおろそかにしてしまったり、人間関係まで悪化したりといったデメリットが生まれやすくなります。
社内インセンティブ制度を導入する際は、従業員からのフィードバックを大切にしながら、デメリットの軽減に努めることも大切です。
従業員同士が互いの努力や気持ちを認め合い、それぞれに報酬を送り合えるピアボーナスは、金銭的なインセンティブとしてだけでなく、精神的なインセンティブとしても注目を集める一石二鳥の方法です。
ただしピアボーナスには色々な種類があり、社内インセンティブ制度のデメリットを低減するためにも、まずは自社のニーズと各ピアボーナスのマッチングについて考えていきましょう。
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