従業員の仲が悪い

職場で従業員同士の仲が悪い原因として、コミュニケーション不足があげられます。

とはいえ飲みニケーションなど職場外の関係が密である必要はありません。

普段から仕事上必要な情報の共有を徹底するなど、必要十分なコミュニケーションが取れていれば問題ありません。

特に上司部下の縦の関係は意識できても、同僚や部署間など横の関係も意識する必要があります。

一時期欧米式の成果主義を導入する企業が多くありました。

また社員のやる気を促すために過度なノルマを課している企業もあります。

過度な成果主義やノルマは個人主義を促進し、同僚間の協調や協力を阻害する要因にもなります。

足を引っ張ったり、陰口を叩いたりなど職場内にギスギスとした雰囲気を生むことになります。

業績があまり良くない職場では、従業員同士の仲も悪くなりがちです。

業績が良くない理由を他者に転嫁したり、足を引っ張ったりと危機に瀕しても協力体制を築くことができません。

情報の伝達が遅れたり、確認に手間がかかるようになり、生産性や効率も下がるため、高コスト体質な職場になってしまいます。

職場で従業員同士の仲が悪い状態を放置すると、従業員のメンタルヘルスに悪影響を及ぼします。

職場内でいじめや嫌がらせのターゲットになった人がうつ病など精神的不調に陥り、仕事ができなくなることがあります。

さらにターゲットにされた人が退職しても、また別の人が新たなターゲットになることもありいじめが常態化した職場となってしまいます。

働きやすい職場の条件に良好な人間関係を上げる人は多いのではないでしょうか。

毎日のように接するからそこ気持ちよく働ける環境を求めるものです。

退職理由として人間関係の悪さを上げる人も一定数います。

職場内の仲の悪さは従業員の早期の退職を招き、人材の確保にも悪い影響を及ぼすことは明確です。

仕事の内容や進め方について、時には従業員同士で意見をぶつけ合うことも必要です。

しかしそれはあくまで仕事上での話です。意見を戦わせることでよりレベルの高い結論を導き出す目的があります。

それに対して、個人的な感情による仲の悪さは仕事の質や効率化を妨げる原因になります。

妬みや嫉みから足の引っ張り合いや反対のための反対など、生産的とはいえない態度が横行することで企業全体の業績にも悪影響を及ぼします。